July 23, 2005

新編・吾輩は猫である

2005/7/8(金)〜8/7(日) シアタートラム
作:宮本研
演出:井上尊晶
出演:小林聡美、高橋克実、高橋一生、梅沢昌代
    坂田聡、山崎一、綾田俊樹


2005071.JPG

世田谷シアタートラムで「新編・吾輩は猫である」を観てきました。
高橋克美さんと小林聡美さんのご出演で、笑えるのかな?と勝手に期待しちゃってた自分を反省。
もっと夏目漱石の作品を予習しておくのだった。。。
さすがに「我輩は猫である」ぐらいは読んだことがありますけど、遠い昔で内容をしっかり覚えてるほどでないですし。
小説を読んで、漱石という人をもうちょっと知ってから、また観たいなぁ。

以下ネタばれを含みます

あらすじ

明治三八年、新春。
 東京市本郷区千駄木町、夏目金之助(漱石)宅では、正月のめでたさとはどうにも無縁な人の出入りや会話が交わされている。初湯帰りと不意に訪れた近所に住まう作家・二葉亭四迷は、戦争に沸き立つ世相や、西洋の毒気に当てられた自らの軟弱を憂う。妻の鏡子は、年末にやりくり下手を指摘されて一発発起とばかりに家計簿とにらめっこ。やがて合わない数字に嫌気が差した鏡子は、夫の甘い物好きや苦しい家計、自分をモデルに書いた小説の登場人物の間抜けぶりなど、気に入らないことを並べ立てる。
 そんな騒ぎに高みの見物を決め込んでいるのが、縁側周りをうろつくこの家の猫・吾輩君。
 他愛もない日常の一コマは、いつの間にやら漱石の小説世界へとゆるやかに滑り込んで行き…… 
                       パンフレットより


シアタートラム初めてだったのですが、トラム(世田谷線)の駅から本当にすぐ横なのですね〜
客席はしっかり段差がついてあり見やすい劇場でした。後ろの壁に沿ってポールのようなものが並んでいて、これが当日券シートになるのかな?
舞台上を横切って一列に置かれた台、縁側ですね。その後ろに襖が二組置かれてまして、組み合わせて屏風のように使ったり。そのままだと縁側で、これを裏返すと家のなかなのでしょうね。後半は台を一列からT字の形に組んで奥行きも深く使われてました。その他は鉄パイプで工事現場のような足場。

最初は客席の電気も落ちないうちに、客席通路から猫役の高橋一生さんが登場します。遅れてきた客かと思ってました(;^_^A
ベレー帽にベスト・半端丈のズボンと可愛い格好。きまぐれそう(笑)
高橋一生さんは猫のときは台(縁側)の下にもぐりこんでたり、舞台裾で一人で遊んでたり、ホント猫っぽかったです。
小林さんは最初の登場では衣裳が暗めだったのですが、「夢十夜」の金魚を買いにくるシーンでは綺麗でしたー
今回、笑いを期待する理由となったのが綾田さんが出演されているということ(笑) 「道頓堀ものがたり」のときに爆笑しましたから。今回もやはり笑い担当?
台の上に座布団を4枚並べて、横一列に小林さん、山崎さん、坂田さん、高橋克実さんが並ぶシーンは確かにシュールで滑稽。小林さんの頭にまで何か付いてますし。

始終、小林さんと高橋克実さんが不満をぶつけあって。「離縁」と鏡子さんが何度も口にし、うんざりする状況ではあるのだけど、それでも別れないという夫婦の不思議。台詞が説明っぽかったですけど、やはり重厚で。この二人だから、この世界が作れているのだろうなぁという時間でした。

posted by sato at : 10:24 AM

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