ふるあめりかに袖はぬらさじ
有吉佐和子さん原作で、演出が坂東玉三郎さん。「道頓堀ものがたり」に続く藤山直美さんとの
共演で期待が高まります。大阪・松竹座で11/1〜11/25公演で休みなし、東京・新橋演舞場では
11/31〜12/25で17日の一日だけお休み。
しかも、大阪公演が終わってから東京公演まで「女と愛とミステリー」のドラマ撮影と
お忙しい年の瀬をお過ごしでしたね。無事に千秋楽を迎えられてほっとしましたね
キャスティングは、芸者・お園を藤山直美さん、遊女・亀遊を牧瀬里穂さん
横浜にある遊郭・岩亀楼主人を小島秀哉さん、イルウスを団時期さん。
ほかにも変わった遊女(笑)マリアを演じてらした紅貴代さん、遊郭の女中の
大津嶺子さんが目をひきました。大津嶺子さんの役どころパンフレットでは
「遣り手婆」となってますね。あはは(T▽T)
公演時間は
一・二幕 70分/休憩 30分/二幕 45分/休憩 25分/三幕 45分
これまでの舞台と違って場面転換があるのは幕間だけ。
幕の間は舞台装置が変わることもなく、場は一幕が岩亀楼の行燈部屋で
その他は 岩亀楼の引きつけ扇の間と舞台転換はなかったのでゆっくりした舞台に
感じました。
−−−第一幕−−−
窓から汽笛が聞こえてきます。暗い行燈部屋
使用人達が行燈を置いて障子を激しくしめてゆく
暗いなか直美さんが登場です。ここで拍手を出来ないのですよぉ(汗)
「あぁ、直美さんだったの〜」と遅れたのですが
窓を開けて明るくなって直美さんが振り向いたときに拍手できました。
そうするのねぇ〜と妙に納得した舞台でした。
まぁ、拍手したいときにやればいいのでしょうが。。。
暗い行燈部屋で寝込んでいた牧瀬さん演じる遊女・亀遊がゆっくりと起き上がります。
港にある大きな船をどこのだろうというお園に大きな白い船はアメリカのだと答える亀遊。
どうして病で寝込んでる花魁がそんなことを知っているのかと不思議に思うお園。慌てる亀遊。
なんだか怪しいです。
お園は大阪から"わけ"ありで吉原に流れてきて、また"わけ"ありで横浜まで流れてきたという。
流れてきた横浜で病に倒れている花魁が行燈部屋に閉じ込められていると聞き、訪ねてきたら
吉原での知り合いの亀遊だった。暗く塞ぎがちな亀遊を明るく励ますお園。
そこに雄基さん演じる通訳の籐吉の登場です!
行燈部屋で花魁が寝込んでることを誰から聞いたのかと籐吉にお園が尋ねる。
酔ったお園が寝込んでる花魁がいるのに誰も見舞いに行かないのか薄情ですなぁと
絡んだというのだが、もちろんお園は覚えてはいない(笑)
それを説明する籐吉
「誰からって、姐さんからですよ」
「うち?」
「へぇ、十日ほど前にひきつけの間で姐さん たいそう酔っ払ってて」
「なんやて?」
「いえ、大層 ご酒をお過ごしになられていて」
「そんなこともありますわな」
なんだか、お園と籐吉の強弱関係が分かるやり取りですヾ(>▽<)o
籐吉の持ってくる薬で回復したという亀遊の言葉に自分のことのように喜ぶお園
亀遊との深い縁を語りだすお園
「うちが吉原に流れてきて、その頃 わてな まだ若くて可愛いかってん」
疑うような目をしている雄基さんに
「あんた誰睨んでんのん」とお園
「なにメンチ切ってんのん」とおっしゃってた日もありました(笑)
亀遊が手洗いに立った間に亀遊の病が酷いものではないと知ったお園は
籐吉に「薬では治らん病を背負い込んだのではないのぉ。妬けるわねぇ」とはいいながらも
亀遊のことを頼むといい去っていこうとする。
と、窓から外を見ていた籐吉が「私には志があるのです。遊女相手に馬鹿な真似はしませんよ」
(この時代、志というと譲位・尊王と国家の争いのことを指していたようです)
ぶっそうな言葉に飛びあがって驚くお園
お園が驚いたわけを知って、自分の志は天下国家に関わる志とは違って
「ドクトルになることです」と答える籐吉
「ドルクトトル?」と訳のわからない言葉を口にするお園
なんだかここの台詞 だんだん訳の分からないものになっていったような
気がします。。。
籐吉の医者になりたいという夢を障子の影から亀遊も聞いていた。
戻ってきた亀遊に気づいたお園は「もうちょっと寝てましょな」と世話をやく。
亀遊を支えるように後ろにまわって籐吉を呼ぶ。手を差し出せと自分の手のひらを見せるお園。
その、お園の手に 自分の手を重ねる籐吉。
「違うっ!」とばかりに叩かれてます。あはははっ(笑)
このやり取りは公演後半になって追加されてました。
お園が出て行って、お園に知れたからにはちょくちょくこの部屋には来れなくなると口にする籐吉。
籐吉が来ないなら薬は飲まないと拗ねる亀遊。そんな亀遊を見て「女ってどっかで話が飛ぶんだなぁ」と 妙に実感こもってませんか?(笑)
亀遊をなだめるために「私が薬を飲ませてあげましょう あーん」と薬を飲ませようとする籐吉。
「あーん」と口を開ける亀遊 ほのぼのとするシーンです。
亀遊は「借金のある身。何の役にもたてない」と悲しむ。亀遊の肩に手をかけ「花魁」と呼ぶ籐吉に
「私の名前はち恵というの名前で呼んで」と亀遊。籐吉は"ちえ"と口にしようとしますが、なかなか音にできません(笑)
喉を湿らそうと、お茶のはいった茶碗を手にとると慌てて亀遊が止める。
同じ茶碗で茶を飲むと縁が切れるというから茶を飲む前に 指で茶碗を弾くのだと教わった亀遊は
その通り茶碗を指で弾いて籐吉に差し出す。そんな亀遊を愛しく思う籐吉は亀遊を抱きかかえる。
籐吉に身を預ける亀遊。だが籐吉は窓の外から聞こえる汽笛にも心惹かれていた。
−−−第二幕−−−
横浜の遊郭街にある岩亀楼 ひきつけ扇の間
ひきつけの間は、客が遊女を選ぶための部屋なんでしょうね。。。
壁にさまざまな扇が飾られてます。
幇間(ほうかん)という太鼓もち役の森本健介さんの踊りが目をひきました。
(森本さんは道頓堀ものがたりでも長屋のシーンで出演されてましたね)
薬問屋の大種屋がアメリカ人のイリウスを持てなすために岩亀楼にやってきます。
籐吉も通訳として呼ばれる。順調に通訳をこなす藤吉ですが、外人の相手をする唐人口の
花魁がイリウスの前に出てきたあたりから雲行きが怪しくなっていきます。
それもそのはず、外人を相手にする遊女は成りてがないとのことでちょっと怪しい(笑)
遊女がたくさんです。その中でもマリアさんは怪しすぎます!
白塗りですからまるで「おかめ」爆笑です。
「どれも酷くて選べない」というイリウスの言葉を率直に伝える籐吉。
誰かをあてがいたい店主とイリウスの間に挟まれ困る籐吉。
結局、店主の勘違いからイリウスにはマリアさんがあてがわれてしまいます。よりによってですか(笑)
イリウスの前に大種屋の相手として日本人口の遊女が現れる。迫力ある花魁・亀遊の登場です。
亀遊が現れたこと、引き付けの間に籐吉がいたことで 驚く藤吉と亀遊。
そんな二人をよそにイリウスが亀遊を気にいってしまい、遊女を変えてくれと言い出す。
外人の相手をするのはいやだと言っていた亀遊は困惑を隠せない。
イリウスの亀遊を褒めちぎる言葉を怒鳴るように訳す藤吉。どうしょうもなく背を向けてしまう。
そんな中、亀遊はふらふらと立ち上がりついには倒れてしまい、芸者達に抱えられるように消える。
ここでやっとお園登場です。
花道をかけてくる直美さん。花道ちかくにいるお客さんに話しかけてます(笑)
舞台前で立ち止まって「あら、そこのお兄さん。お元気?」って、さすがです。
怒る大種屋に吉原で知り合いだったお園は機嫌を直すように話しかける
店主に他の部屋に案内するように言われたお園。大種屋の手をとって案内しようとするが怖い顔の大種屋。「いやーん 怖い顔してぇ。笑ぉてぇ」と言うと無理に笑顔を作る大種屋。いや、笑ってないですってその顔。それを見て「いやーん 可愛い。タニシみたい」場内爆笑です。
部屋から出ても「たにちゃーん」と直美さんの声
部屋に残ったイリウスに店主は説得を試みる。「お客さま、いけませんねぇ。あんまり我侭がすぎますよ。あなた様の相手だって行くとこ行きゃ立派なものでございますよ。騙されたと思って一度、抱いてごらんなさい。あの女で裏を返しに来なかった異人さんは今までに一度だってないんですから。よほどの味に違いないんでしょうよ。えへへへ。 ほら、通訳しろー」
と迫力ある声で店主役の小島さん。
これに対して「Now, he will explain」 です(笑)
店主の話す言葉に比べて籐吉の話す量はどうも短い。
なぜ異人と日本人を区別するのかと問い詰められた店主。異人口には金がかかっているのだと説明する。店主にお金の話なのか?と問うイリウス。
部屋の隅に座っていた女の名前を聞こうとするイリウス。
(ここでマリアという名前がでるとえらい拒否反応してました)
イリウスの言わんとすることを悟った籐吉は「彼女の名前は知らない」とか
「それは難しい」とか勝手に返事をしたり、正しく言葉を伝えなかったりするが
いくつかの単語を操る店主と日本語を理解するイリウスの間で亀遊を身請けさせる話が進んでいく。
借金もちの亀遊に600両と高い値をつける店主だがイリウスはふたつ返事で亀遊を買うと言ってしまう。それも明日、600両もの大金を支払うという。
どうしようもなく立ちすくむお園と籐吉。
話がまとまったと騒ぐ部屋に 亀遊を呼びにいったお園が駆け込んでくる
亀遊が剃刀で喉を切って死んでいると。。。
−−−第三幕−−−
通訳の仕事を辞めて田舎に帰るという藤吉をお園が呼び出す。だが、籐吉は医者になるために外国に行くつもりだったのだ。そんな籐吉の気持ちを知っていたお園は餞別を籐吉に渡す。
去っていこうとする籐吉を引きとめ今日は何の日か知ってるか?と問うお園。
亀遊が死んでから75日目だった。亀遊の弔いの話をするお園。
(亀遊を埋めたところが沼地を埋めたところだったので深く穴を掘ると水がでてきたため)どぼーんと
いう音を聞いてどんな気がしました?何で逃げなかったのか?何故、駆け落ちしなかったのか?
亀遊はろくに家事もできない無筆であってそれに病気がち。連れて逃げたら自分の志が
たたなくなってしまうからだろう?と責めるお園。
「それ以外にどんな考えがあるというのですか?」と答える籐吉
亀遊可愛いさに、ご立派ですなぁと籐吉を攻めるお園
辛い場面です。
そこに亀遊の死が瓦版で報じられていると店の人たちが入ってくる。
瓦版では、異人に身請けされるのを嫌って自ら命を絶った攘夷女郎だと亀遊が持てはやされていた。
だが、剃刀ではなく懐剣で喉をかき切っただの、武士の娘だの、読み書きのできなかった亀遊なのに
「露をだにいとう大和の女郎花 ふるあめりかに袖はぬらさじ」という辞世の句を残したと美化されて書かれていたのだ。
辞世の句に覚えがあったお園は、以前習ったという歌を三味線を弾きながら思い出す。
10年も攘夷党がもっていたという歌。誰が瓦版に話を漏らしたのかが見えてきます。
攘夷女郎の部屋を見たいと客が詰め掛けてきた。はじめは正直に亀遊のことを話していた
お園だったが商売を考え話すようにと店主に言われ、瓦版にあわせた話を創りだしてゆく。
攘夷党の客までやって来て必死に対応するお園と店主を演じる小島さん。
(ここからの遣り取りにはたくさん笑わせていただきました)
「亀遊はどこぞの名のある家の おりを見て尋ねてましたが 遊女となった身を恥じてか」
「中村屋」と何故か大向こうをかける直美さん(笑)
少しよろつきながら。。。「決して親の名は申しませんでした」
客が帰ったあとに
「なんだってあんな相槌をうつんだね」
「あれは相槌ではありません。大向こうというのです」
「じゃぁ、中村屋でないといけないの?」
「へぇ、友達にいましてね。また二月に会うんです。柄本の旦那と一緒に」
(新橋演舞場である「空想万年サーカス団」のことらしいです)
他にもおもわず「おっさん」と口にした直美さんに
「おっさん?」と怒る小島さん
「"おおだんさ"の"だん"が聞こえなかったのでございます」
「じゃぁ、なにかい?私の耳は "おお"が聞こえて "だん"が聞こえなくて "さん"が聞こえるんだね」
「へぇ、そういうのを まだらボケというのでございます」
と流石、息があった遣り取りが続きます。ボケの割合が6:4といったり8:2という日があったり(笑)
じゃぁ、4がボケなの?と聞くと 涼しい顔して「残念ながら6がボケなのでございます」との応報。
この他にも、「ダイエー」小久保選手の無償トレード話に直美さんが怒ったとスポーツ新聞に記事が載ったせいか(おっさんの話から)「お前は、王さんとやらに岡惚れだったね。王さんは博多にいるんだろう。博多に行っちゃえ」とか、お父様の寛美さんの話やら。
大阪・初日にはここまで笑う場面ではなかったですから、やはり少しずつ直美さんらしさが追加されたのでしょうか
この遣り取りの間、籐吉は下手で座って考えこんでます。笑えないのが辛いでしょうね
明日、岩亀楼をやめるという籐吉に こんな騒ぎになったからには異人相手に商売はできないから
もう今日限りで辞めていい。体に気をつけてなと店主も籐吉がアメリカに渡ろうと目論んでいることを
見抜いていた。
籐吉と二人になったお園は、攘夷女郎と祭り上げられた亀遊の話を妙な気がしましたろ?と尋ねる。
だが籐吉は「肩の荷が降りたような気がします」と虚ろな顔で答える。
「あの人が死んだのは私のせいだと、私が殺したも同然じゃないか、そんな気がして仕方がなかったんです。あの人は痛々しいほど美しい人だった。蝋燭の灯りのように。
それが、なんだか急に、篝火のように燃えだしたんです。あの人は別の人になってしまった。
私が殺したんじゃないんだ。懐剣で喉をついてあっぱれ攘夷の志を遂げたんだ」
強く、自分にも言い聞かすよう籐吉は口にする。
同感できないのですが自分の志を遂げるための籐吉の必死の抵抗なのでしょうか。
自分の記憶を書き換えることで罪悪感をなくすという…
これって哀しいですよね。籐吉の気が少しおかしくなったように感じました。
とまどうお園をよそに 逃げるように籐吉は去っていく。
商売のため亀遊を攘夷女郎に祭り上げていくお園。だが、亀遊の真の姿とはかけ離れていることを
一番知っているのもお園のはずだった。。。
−−−第四幕−−−
雨が降るなか岩亀楼には攘夷党の面々が座についている。
ひきつけの間の柱には「遊」の字を勇ましいからと「勇」に変えられた「亀勇」という名札が
掲げられ、辞世の句が床の間の掛け軸として飾られている。
客は大橋訥庵(とつあん)「思誠塾」の門下生だという。攘夷から開港へ世が移っていく気配を嘆き
攘夷女郎の話を店主に尋ねる。それなら詳しく知っているものを呼びましょうと
出てきたのはもちろんお園です(笑)
ひどく気取った様子で三味線を片手にお園が入ってくる。あとには女中達が小道具を抱えて
入ってきます。武士達にせかされて、亀勇の話をはじめるお園。
仰々しく懐剣を持ち上げ一礼した後、懐にさし 淡々と話はじめる。
「横浜はここ岩亀楼、攘夷女郎として名高い亀勇さんが花も蕾の17歳、自らの命を絶ったのは文久二年二月二十二日、二の字、二の字が並ぶのは何の因果か因縁か、今から五年前の出来事であります。。。」
段々と早口になっていくこの台詞。何度も繰り返しているのだなぁ〜という感じがします。
実際に何度も繰り返してますしね(笑)
立派な攘夷女郎にされてしまった亀勇。お園の口から語られるのは全くの別人でした。
名調子で亀勇の話をするお園。攘夷党の武士達にも好評だった。
感心する客達に酒をついでまわるお園。客人達の師である大橋訥庵も亀勇と同じ文久二年に
亡くなっているという。大橋訥庵の話を聞いたお園。その名前に聞き覚えがあった。
「大橋先生とどこで会ったのだ?」と客が尋ねると「吉原ですよぉ。」と嬉しそうに
答えるお園。安政四年ごろお園が吉原にいたころ遊びにきた大橋訥庵に贔屓にしてもらったという。
「名前なんぞ覚えてくださりませんでね、いつも『おーい三味線』こんな風に呼んで
くださってですね。『おーい三味線 唄教えてやろか』なもんですわ」
師の命日に縁のある芸者に会ったと喜ぶ客達は「唄を聞かせてくれ」とせがむ。
「そうでっか〜」と三味線を片手に歌いだしたのは亀勇辞世の句でもある
「露をだに厭う大和の女郎花、ふるあめりかに袖は濡らさじ」
名調子で歌うお園だが、それを聞いていた客人達は呆れ顔。歌い終わったお園の
前の前には鞘から抜かれた刀が光る。
「ぅぎゃ〜」と逃げ出すお園だが、客人達に押さえ込まれる。
文久二年(1862)に死んだ遊女の辞世の句を5年前の安政4年(1857)に習ったという。
攘夷女郎・亀勇の仕掛けを、大橋門下生たちはお園が仕掛けたものだと責め立てる
大橋先生を冒涜するのかと怒る客人達。必死に瓦版の話をするが信じてもらえない。
だが、大橋訥庵の話は二度としないと約束することでお園は命を助けてもらえる。
客が帰り、一人 残されるお園。髪も着物もボロボロです。
なんとか動き出し、残っていた酒をあおる
「ほんまやでぇ。花魁は異人さんに身請けされるのを嫌って、喉をついて死んだんやで」
酔っ払いながら遠い地にいる籐吉を思い出す。
「籐吉どんは何してるのでしょうなぁ? このお園さんときたら
ふるあめりかに袖もなんもかもびっしょびしょやぁ」
舞台の窓外では雨として、本当に水が注がれてます
「それにしても、よぉふる雨やなぁ」
客席には背を向けて、雨をながめるお園。虚無感、漂う背中が見事です
大阪初日に見たときは有吉佐和子さん"らしさ"を強く感じ 上品な舞台だなぁと
思ったのですが、さすが、直美さん主演の舞台。後半になってどんどん"笑い"が
追加されていってました。
直美さんに惹かれて笑ってしまう、でもふと気づくとなんだか悲しい。
そんな舞台でした。
ところで最近になって原作を読んだのですが、かなり原作に忠実な舞台
だったのですね。びっくりしました。もちろん大阪弁は直美さんならではですが。
一幕の「たいそう酔っぱらってて」「なんだって?」も原作にあるのです。
薬を飲ましている最中に再びお園が入ってくるシーンも。脚色するところが
ない、そんな原作を書いた有吉佐和子さんが凄いのでしょうね。
廃刊になってますが、鮮明に舞台を思い出すことができますよ〜 お薦めです
o(・@@・;。)ジーン・・(感動)
素晴らしいレポートです!
まるで拝見した日が戻ってきたよう・・・(泣)
当日、理解できなかった事まで
「あぁ〜そうだったのかぁ〜」と納得し、そしてまた感動してしまいました。
お園の愛嬌のある会話ばかり頭に残っていましたが、その明るいお園の切ない気持ちが今になって伝わってきました。
今回の藤吉は抑え目のキャラなので物足りなさを感じたりもしましたが何時もながらシャープな演技でやっぱり素敵ですね。
本当にsatoさんのレポートにはいつも感動させてもらってます。
今回の作品に関しては笑い所は元より他の部分をしっかり理解する為には、もう1度くらい拝見するべきでした。
余談ですが新橋演舞場の1番前って少々視野が狭まりませんか?客席と舞台までの距離が短いんですよね。。。
でも、やっぱり席は最前列に限ります(爆)
とますみさん 感想ありがとうございます
喜んでいただけて嬉しいです
そうそう「ふるあめりか」一回見たときには噛み砕けなかったんですよね
深いお芝居なんでしょうね
一番前だと舞台全体が見えませんよね。役者さんの表情は
凄く分かるので嬉しいのですが。。。
10列ぐらいがベストなのでしょうか
でも、今回劇場で予約したチケットもあったのですが その中でも
前の方をえらんでしまうσ( ̄^ ̄) でした