青木さん家の奥さん
三鷹の星のホールで、定期的に行なっている即興劇。
舞台には ビールケースだけ。これだけあると集めるのも大変だったろうなぁ〜と妙な感心をしてしまう。音響は生ギター1本。
物語の舞台は、ある酒屋。新人アルバイトが、歌を歌いながら次々に入れ替わっていく
先輩達に仕事の手ほどきを受ける。
雄基さんは 無精髭をはやして登場。歌は 「らいおんハート」。。。歌い終わりには両手で
きゅっと体を抱きしめたりして。あまぁ〜い感じ。本当は 「ガッチャマン」だったそう。
一旦、新人アルバイトだけになり 「お魚くわえたドラネコ〜♪」と サザエさんの曲を歌いながら
全員が揃い、憧れの的「青木さん家の奥さん」の話に。
伝票がなくなり、どうしてなくなったかをアドリブで話を繋げていき、奥さんにしてもらったことの自慢、
自分の中の奥さんへのイメージ、やがて、新人アルバイトへの「奥さんに喜んでいただける配達」の
レクチャーが始まる。
アドリブによってストーリーが進むので、どのような展開になるか先が読めず、いきなり話を
振られたりするので「おいおいオレかよ。この話を続けるのかよ〜」という表情が見れたり、
思わず他の役者さんのアドリブに笑ってしまったりと、素の雄基さんを垣間見れた気がします。
演出家の内藤さんも出演されていたので、物語の流れは舞台の上で内藤さんが舵をとるといった感じでした。でないと、えらい方向に流れてしまいそう。でも、この舵取りもすごい才能。
河野洋一郎さんも、とっても素敵なダミ声で「うむ」とか言われると、逆になんだかおかしくて、
笑ってしまう。
雄基さんは「バイクに風車つけて トランペットしょってただろ? 笙子!って叫んでただろぅ」とか
言われたり、伝票をなくした言い訳には、パンを食べようとしたら、中からニホンカナ蛇が出てきた。
病院に行って帰ってきたら伝票がなくなっていて、近くに長〜いのと短〜い髪が落ちてた」と言ったり。
それを受けて「そうだよ俺のだよ。飼ってたんだよ!」と開きなおる、高橋さん。
他にも、なぜそこまで奥さんを喜ばさないといけないか?という新人アルバイトの問いに
高橋さんが、首になってしまうと雄基さん。それに 内藤さんが同調して、最近ちょっと人気が
あると勘違いして。今がピークなんだから、ぽっと出なんだから、首になったらおしまい。
誰がそのあと、高橋の面倒を見るんだ! 髪型も作んなくちゃいけないんだぞ!!と髪の件を
突っ込まれる高橋さんでした。
物語は進んで、奥さんに喜んで頂ける配達のレクチャー。
雄基さんが奥さんの役。台所に立って、包丁を持つふりをして「トントントントン」と言っている。
なんだか可愛い。
新人アルバイトがチャイムを鳴らす、「は〜い どなたぁ?」と雄基さん。「酒屋です」と答えると、
突然 「よよよ」と泣き出す。酒屋と近所の人たちにばれると「いやぁねぇ〜 お醤油1本で
配達させるらしいわよ。横柄だわ〜 」と 陰口をたたかれるらしい。奥さんは大変なのです。
お手本を見せてやれよと、隅に座っていたギター弾きの人が指名。いきなりの指名に、驚く。
「実はなぁ この人は先生なんだ」と内藤さん。
「は〜い どなたぁ」との雄基さんの問いに「ぷるっぷぅ」とハトの真似で答える。
ハトは平和の象徴だから、良いそうなのだ。
「あ、いつもの酒屋さんね。じゃぁ、ベランダまで運んでちょうだい」と雄基さん。
再び新人教育となり、新人アルバイトが普通に運ぼうとすると、STOPがはいる。
「奥さんを喜ばせないといけない」らしい。
じゃぁ、パラパラをやります、と新人。 「あら、素敵」と雄基さん。なんだか、奥さんに見えてきた。
それからも、苦し紛れにお花やお茶、書道にジャズダンスまで。。
「書道やります」と新人が言ったときには、「おっ 書道か。書道にはちょっとうるさいよ俺」と雄基さん。
そんなことを繰り返しながら、新人アルバイトは、どうにか奥さんを喜ばせる配達を完成させるのです。
とにかく、アドリブに次ぐアドリブで、喧嘩の場面なんかは激しく肉体も使っていて、久しぶりに
大笑いさせて頂きました。腹筋が痛かった。
役者さんが違うと、全く異なる舞台でしょうね。また是非、見てみたいです。